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リウマチ科

病院の模型

 当院では、関節リウマチ、痛風や診断が困難な膠原病の診療に力を入れています。治療は開始が早ければ早いほど負担も少なく、回復を目指すことができます。

下記のような症状でお悩みならお気軽にご来院ください。

関節リウマチ

膝

初期症状として両方の手・足の指の関節が対称的に腫れ、とくに朝方にこわばるようになります。また、膝関節や股関節など大きな関節にも病変が進行し、動きにくくなり、水が溜まり、人によっては痛みのために日常生活に困難をおぼえるようになります。

痛風

痛風

前兆症状として関節部の違和感やむずむずした感じがあります。関節は、足の親指の付け根が多いですが、足の甲や裏、足首、かかと、膝などの場合もあります。繰り返されている方は手首や肘、手の指などもまれにあります。

膠原病

体調不良 頭痛 鬱 病気 女性

典型的な症状として、原因不明の発熱、関節や筋肉の痛みやこわばり、皮膚の発疹、黒ずみ、手の指先が白くなったり紫色になるなど。その他、リンパ腺の腫れ、手足のむくみ、体重の減少、疲労感などの症状がでることもあります。

関節リウマチとは

関節リウマチとは関節内に存在する滑膜が異常増殖することにより関節内に慢性の炎症を生じる疾患です。進行した場合、関節が破壊され様々な程度の機能障害を引き起こします。関節症状に加え、貧血や微熱、全身倦怠感などの全身症状を合併する場合もあります。

症状

特に30~40歳代の女性に多く発症する傾向にあります。軽症の人から重症の人まで症状も多彩で、早期の診断・治療が必要です。

関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身病です。貧血症状や、体のだるさ、微熱がでると症状が悪化します。全身の関節に進行していく病型の場合は、指が短くなったり、指や手首の関節が破壊されたり、関節が脱臼して強く変形する場合があります。足の指も変形がおこります。進行すると、首の一番上の部分で背骨が前にずれ、脊髄が圧迫し、手足の麻痺や呼吸困難になる場合があります。

原因

遺伝的要因や細菌・ウイルスの感染などと考えられていますが、原因はまだ解明されていません。

病態

関節リウマチの病態は、自己免疫疾患と推測されています。自分の身体の一部を侵入物と認識し、これに対する抗体を作るため反応をおこし、関節液をつくる滑膜にリンパ系細胞が集まり反応を起こします。その滑膜はさまざまな破壊物質の産生工場となり、自分の軟骨や骨を破壊します。重症の場合には、ゆるんで大きく変形したり、関節が固まったりします。そして関節が破壊されつくすと、最終的に変形を残して炎症はおさまります。

診断

2010年米国/ヨーロッパリウマチ学会による関節リウマチの分類基準で診断を行っています。

​基準の内容詳細は下記の画像をご覧ください。

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予防

原因が不明なため有効な予防法はまだ見つかっておりません。ただし症状を悪化させないために明らかになっていることは適切な休養と栄養です。

治療

早期の治療が大切です。薬物療法が基本治療です。非ステロイド性消炎剤と抗リウマチ剤を基本とし、症例によってはステロイド剤、免疫抑制剤、生物学的製剤を用います。補助療法として、ステロイド剤やヒアルロン酸製剤の関節内注射が行う場合もあり、リハビリテーション・理学療法も有効です。比較的軽く手や足の周囲だけで経過する場合が多いのですが、長期に全身の関節に炎症が進んだ場合、最後には関節や背骨の手術が必要になる場合があります。また、指の仲筋腱が断裂して手術が必要になる場合もあります。

検査機器
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